手打ちそば屋は眠れない

営業自粛で毎日「そばニラせんべい」ばかり食べています。

新型コロナウイルスの拡散防止のため、
営業自粛を続けている。

 

愚痴を言っていてもしょうがないので、
毎日家で、片付けなんぞをしながら過ごすことになる。
畑仕事をしたり、庭の手入れをしたり、
時には裏山(?)への散歩なんぞをしていて、
なにやら、毎日忙しい。

 

そこで、自宅で食事をすることになるのだ。
畑で、今の時期の採れるものといえば、
ニラばかり。
それもたっぷり。
それに、仕入れたものの、使えなくなったそば粉が、
これもたっぷりとある。

 

そこで毎日のように、
ニラとそば粉で「そばニラせんべい」なんぞを作っているのだ。

 

先日Facebookでそれを紹介したら、
どうやって作るのかと、ご質問をいただいた。

 

そこでレシピを紹介。

 

最初に知っていただきたいのは、
「ニラせんべい」というのは、
長野県の北部、
北信地方と呼ばれる地域の郷土食なのだ。

 

小麦粉を水で溶いて、
刻んだニラを混ぜて、ほうろく、
いや、今はそんなものはないから、
フライパンで焼いただけのもの。
「薄焼き」ともいうらしい。

 

甘醤油や甘味噌をつけていただいたり、
最初から、生地に、味噌味なんぞをつけたりする。
ちょっと、小腹の空いた時に食べる、
おやつのようなもの。

 

そんな、長野県人なら当たり前の食べ物を、
小麦の代わりに、そば粉を使っただけのこと。

 

レシピらしく材料から。
そば粉    80グラム
ニラ      二束分ぐらい
そばつゆ     80ml
水         80ml

 

1、ニラを洗って(畑で採ったものは、外葉をとります)3、4センチに切る。
2、ボウルに入れたそば粉に、水を加える。
 ダマになりやすいので、よくかき混ぜながら、水を少しづつ加えるように。
3、そばつゆを加えて混ぜ、さらに、ニラを入れてかき混ぜる。
 ニラの量にもよりますが、この時、少しトロっとした感じの方が焼きやすいので、水を加えて調整します。

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4、フライパンに、油を引いてから、中火にして、3の生地を流し込みます。
 蓋をして3分ぐらい焼き、表面が乾いてきたら、ひっくり返して2分ほど焼きます。
 焼き時間は、生地の厚さで調整してください。
 小さなフライパンの場合は、二回に分けた方がいいかも。

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5、まな板に乗せて、ピザのように8等分に切ります。
6、甘味噌を塗っていただきます。

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あっ、甘味噌を作っておかなければいけませんね。
味噌、砂糖、みりんで煎りつければ簡単にできます。
私は、今の季節なので、自家製の蕗味噌でいただいております。
お好きな調味料で召し上がって頂ければと思います。

 

本来はおやつなのでしょうが、
私なんぞは、シッカリと昼食としていただいております。
やはり畑で有り余っている、サラダ野菜とともにね。

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まだまだ営業再開には、
時間がかかりそうですが、
日々、気持ちを途切らせないように、
励みたいと思います。
皆さんもお大事に。